2015年8月20日木曜日

目からウロコ:ゴーヤーの良いところ全部マトメました

今年は緑のカーテンの1つとして、ゴーヤーを植えている。(ずっと「ゴーヤ」だと思っていたら、「ゴーヤー」と伸ばすのが正しいらしい)。

アバシゴーヤーという、苦みが少なく少し短めの実がなる種類を植えた。アバシは、ハリセンボンという魚(沖縄名:アバサー)に似ているのが由来。現在、最盛期で、どんどん実がなっている。

ゴーヤーを植えたことがある人は知っていると思うが、緑色の実が突然黄色に変わる。色が変わりはじめたと思ったら、1日くらいで完全に黄色になる。それから実はシナっとして中の種が見えるようになる。

このシナっとする前の黄色の状態が完熟状態。それまで種の色は白だったのが、真っ赤になる。完熟のゴーヤーは食べることができ、苦みがほとんどなくなり甘みさえある。赤い種のまわりはかなり甘くなる。野菜室で放置して黄色くなったゴーヤーは捨てるのはもったいないので、ぜひ、ゴーヤージュースなりスムージーに。

うちでの緑のゴーヤーの料理は2種。ゴーヤーチャンプルと天ぷら。天ぷらは今年初めて試してみたら、山菜天ぷらみたいで、なかなかイケる。

ゴーヤーはニガウリというくらいで、この苦みが美味しい。

ところで、ゴーヤーのワタが苦みという人がいるが、ワタには苦みはない。ワタは食べられないわけでないが、普通はワタを除いたのち、2mmくらいの厚さに切って塩もみする。これで苦みが減る。適度な苦みを残すのが大事。

おススメの天ぷらの場合は、下処理なしで切ったものをそのまま天ぷらに揚げればよい(↓)。

ゴーヤーは、ビタミンCを多量に含んでいて、100g当たりで76mgで、レモンが50mg、キュウリの14mgと比べても多い。(ところで、調べていて初めて知ったのだが、シシトウ(57mg)、ピーマン(76mg)のビタミンC含量が案外高い。)

ゴーヤーの苦味成分は「モモルデシン」。胃液の分泌を促す働きを持っているので、健胃作用、食用増進作用がある。夏バテにもってこい。

また、「チャランチン」という成分は、血糖値を下げる効果があり、「植物インスリン」とも呼ばれ、糖尿病治療にも効果がある。

他にも、ビタミンB1やB2、葉酸、カリウム、カルシウム、鉄分、食物繊維と言うことなしのヘルシー食品。ぜひ、積極的に利用しましょう。


ゴーヤーチャンプル
ゴーヤーチャンプルです。スパムがきめて。

ゴーヤー天ぷら
ゴーヤー1

ゴーヤー天ぷら。おススメです。

















緑のカーテンに実がなっている。







ゴーヤー2







ゴーヤーの実と花。









ゴーヤー3








黄色になってさらにシナっとなったところ。中の赤い種が見える。




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