2015年8月21日金曜日

注意報:山口で髄膜炎菌感染症の感染

世界スカウトジャンボリーが、山口市の阿知須のきらら浜などで開催されて、無事に成功した。4年に1度の祭典で、日本での開催は44年ぶり。158の国と地域から約3万3千人が参加した。

ところが、参加した英国人3名が、髄膜炎菌感染症に感染した。厚労省が発表し、注意喚起している。特に、参加した子供や関係者に頭痛や発熱などの症状がみられた場合には医療機関を受診すること。

髄膜炎菌感染症は、髄膜炎菌による感染症で、感染者の鼻やのどからの分泌物に直接触れることで感染する接触感染。

感染すると、全身のけん怠感が生じ、感染部位によっては他の重篤な症状が発生する。脊髄で感染が広がると髄膜炎、血液で広がると敗血症になる。重篤になってしまうと、10~15%の患者が死亡するといわれている。

発症せずに咽頭や鼻腔で細菌が長く留まる感染者がいて、健康保菌者として他の人にうつすことになる。

治療は、抗生物質を点滴で入れて細菌を殺すが、細菌がある程度増えてしまうと効果が薄くなる。早い治療が大事。


髄膜炎菌





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