2015年8月23日日曜日

チョウテンガンという金魚、ご存知?

チョウテンガンという金魚をご存知でしょうか?「頂天眼」と書きます。デメキンの突然変異から生まれ、目が頭の上にあり、天上を向いている(↓)。

ガラスの水槽がなかったころは、金魚は入れ物の上から鑑賞していた。中国の皇帝が「デメキンの目を上から見たい」ということで、小さな穴を開けた暗いカメの中でデメキンを何世代にも渡って飼い続け、ついにその眼を上げさせたという。

チョウテンガンは、背びれがなく、四つ尾で胴は比較的長く、視力はほとんど無く、嗅覚を頼りに餌を探す。このため、他の金魚と飼うのはと負けてしまうのでむつかしい。

中国門外不出の金魚と言われたが、今は日本でも手に入る。金魚はもともと、中国でフナを品種改良したもので、西欧人が犬猫を改良したのと同じように、中国人は金魚の改良に執着してきた。

スイホウガン(水泡眼 ↓)というのも同じように改良を重ねた金魚で、目の下に風船のように膨らんだ袋がついている。チョウテンガンの目の角膜のみが肥大化して袋になっているという。






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