2015年9月27日日曜日

前代未聞の不正 フォルクスワーゲンのワザ

ドイツの巨大自動車メーカーがこのような前代未聞のずる賢い不正で車の見せかけの高性能を歌っていたのには驚くばかり。

フォルクスワーゲンのディーゼル車の不正が発覚するきっかけとなったのは、環境関連のNPOによる調査だった。

排ガス試験で、フォルクスワーゲンの車の数値は基準をクリアしているのに、実際に路上を走行しているときの数値が大きく基準を超え、あまりにかけ離れた結果となった。

検査逃れのために、意図的に不正なプログラムで操作して、検査のためのローラーの上でタイヤが回転している時は、窒素酸化物の排出量を基準値以下に保ち、実際の走行の時には、基準の30倍になるようにしていた。まったくずる賢い方法だ。

同社は不正を認め、謝罪する声明を発表した。今後会社ぐるみだったのかが問題になる。日本のトヨタがハイブリッドで排ガス規制をクリアするなか、ディーゼルで勝負したことでむりがあったのかもしれない。

今後、排ガス試験は実際の走行時に測定するようになるというが、経費が増えることになり、車の価格に反映されることになるだろう。日本の車でこのような不正がないことを祈りたい。

この事件の話を聞いていて、2007 年の赤福もちの偽装事件を思い出した。消費期限を過ぎたもちのあんを再利用していた事件だ。こちらは日本国内レベルだが、消費者がここまでやるかと思った点で同じかもしれない。

ワーゲン


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