2017年12月28日木曜日
メジャー大谷にPRP治療でクレーム:PRP治療というのは?
プロ野球日本ハムから米大リーグ、エンゼルスへの移籍が決まった大谷翔平が、右肘の内側側副靱帯を損傷していて、秋にPRP治療を行なっていて故障していることが少し前に報じられました。実際には問題ないみたい。
今まで大リーグに行った多くの日本人投手が肘や肩を壊すケースが多い。少年野球、高校野球時代に投げすぎているのが問題で、生涯に投手として投げることができるボールの数は大体決まっている。
少なくとも米国ではそう考えられているので、選手に必要以上の投球はさせない。
さて、PRP治療について。
日本では、美容整形分野で、顔のしわ取りにPRP療法が使われているくらいだが、米国では数年前からプロスポーツ選手を中心に、けがの治療に使われ始めている。
PRPは、「Platelet-Rich Plasma」の略で、血小板を濃縮した血清のこと。患者から採取した血液を遠心分離して、血小板を濃縮して、患部に注射する。同時に患部に小さな傷をいくつもつける。
傷をつけるのは、炎症を血小板に認識させるためで、その結果血小板は組織修復能力を活性化し、問題の肘の修復も促進されることになるというわけ。
メスで患部を手術する場合6-7ヶ月かかるところが、PRP療法だと1ヶ月ほどで回復できるという。
2014年には、ニューヨーク・ヤンキースの田中マー君が肘の治療としPRP治療を行なっている。
大谷翔平の「二刀流」で、大リーグで大暴れしてくれるといいですね。