2018年5月7日月曜日

映画紹介「フラットライナーズ」


ご紹介するのは、2017年に公開されたSFホラー映画「フラットライナーズ」。1990年に同じタイトルの映画があって、そのリメイク版。

前作は、当時まだ若く無名だった、キーファー・サザーランド、ジュリア・ロバーツ、ケヴィン・ベーコン、ウィリアム・ボールドウィン、オリヴァー・プラットとその後有名になる役者が出演している。

ご存知のように、キーファー・サザーランドはアメリカのドラマ「24」の主役。このキーファーが大学の教授役で今回のリメイク版にも登場している。

監督はニールス・アルデン・オプレヴ、主演はエレン・ペイジ。エレンは、2007年公開の「JUNO/ジュノ」でアカデミー主演女優賞にノミネートされた。

医学生のコートニー(エレン)は、死後の世界を見るため自らの心臓を止める実験を、医学部の建物の誰もいない地下で、仲間4人の手助けで行った。心停止から60秒後、除細動器でまた動かすことで蘇生させる。

死後の世界は、一瞬だったので多くの情報はなかったが、蘇生後、知的能力が飛躍的に向上し、突然ピアノが弾けるようになった。仲間もその効果を見て我先に臨死体験を行う。心停止の時間もだんだん長くしていった。

この実験は良いことばかりでなく、幻覚を見るという問題が後で出て来た。それも過去の自分の自責の念にかられるようなことが幻覚に出てくるようになる。

タイトルの「フラットライナーズ」は、心電図の波形が平らになる心停止を意味する。

オリジナル版とはだいぶストーリーが変わってしまっていて、映画を観ている人を恐ろしく思わせようという安易なところが、ちょっと残念。





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