2018年10月28日日曜日

伊万里湾カブトガニの館に行ってきた。



もう少し前に、佐賀県伊万里市にある「伊万里湾カブトガニの館」に行ってきた。

カブトガニは、生きている化石と言われる絶滅危惧種。70〜80センチの大きさで、瀬戸内海と九州北部の沿岸にいたが、最近は、岡山県、山口県の一部、九州北部の一部にしかいない。

沿岸の開発が進み、今後絶滅する可能性が高いと言われている。

カブトガニは、カニなどの甲殻類ではなく鋏角類に属し、クモやサソリに近い。

大きな甲羅と尾があるが、裏側を見ると、足の様子はエイリアンの幼生そっくり(ムービー↓)。

成体になると、オスとメスが常に対になって移動する。「カブトガニの館」には、つがいの成体と、まだ小さい幼生が水槽にいた。

管理されている女性の方から、親切に説明していただきました。幼生は脱皮を繰り返しながら大きくなっていく。脱皮を失敗して途中で死んでしまうものも多いそうだ。

寿命はよくわかっていないが、10年以上生きることができる。6月~8月の大潮の夜に、砂浜で卵を産む。

いくら見ていても飽きない生物です。「カブトガニの館」の横には、「カブトガニ神社」というのがあった。オスとメスがいつも一緒にいるということで、縁結びの神社とのこと。

岡山県笠山市にも「カブトガニ博物館」というのがあるそうで、今度ぜひ行ってみたいです。

伊万里湾カブトガニの館
営業期間 開館時間:7月~8月の毎日
          9月~6月の土日祝 9:00~17:00
                            9月~6月の平日 10:00~16:00
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休)
年末年始 ※7~8月は無休
所在地 〒848-0043  佐賀県伊万里市木須町多々良海岸
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