大相撲の元横綱「輪島」が亡くなった。当時、北の湖とともに強い横綱だった。
輪島は、昭和23年に石川県七尾市で生まれ、日大で2年連続で「学生横綱」となり、昭和45年の初場所で幕下付け出しで初土俵を踏む。
昭和48年の夏場所、第54代横綱に昇進。学生相撲出身では初めてだった。
怒り肩で、左を差してからの強烈な下手投げは「黄金の左」と呼ばれ、北の湖とともに、「輪湖時代」を築いた。金色のまわしが印象的だった。全部で14回優勝している。
昭和56年の春場所を最後に現役を引退し、年寄「花籠」を襲名して後進の指導に当たった。
しかし、日本相撲協会の規定に違反して年寄名跡を借金の担保に使っていたことから、角界を離れ、その後はプロレスラーやタレントとして活動。
亡くなった原因は咽頭がんだった。まだまだ若く、70歳だった。