2013年11月16日土曜日

最古のイヌは欧州で生まれた

イヌ科動物の化石から採取したDNAと現代のイヌ科動物のDNAを比較したところ、イヌ(イエイヌ)の起源が欧州にかつて生息していたオオカミである可能性が高いとの国際研究が14日、米科学誌サイエンス(Science)に発表された。

イヌの祖先は、狩猟採集民が捨てたゴミから骨をあさっていたが、次第に人間になついたと考えられている。この家畜化のプロセスについて研究チームは、約1万9000年~3万2000年前に始まったとみているという。

化石はロシア、ウクライナ、中欧、米国、アルゼンチンから採取され、ミトコンドリアDNAを分析した。一方の現代のイヌ科動物のDNAサンプルは、イスラエル、中国、スウェーデン、メキシコなど世界各地で採取された。これらの比較から、イヌの起源が欧州であるとわかった。これは、従来の中国起源説に反するものとなった。

(AFP)


広島ブログ