イヌの祖先は、狩猟採集民が捨てたゴミから骨をあさっていたが、次第に人間になついたと考えられている。この家畜化のプロセスについて研究チームは、約1万9000年~3万2000年前に始まったとみているという。
化石はロシア、ウクライナ、中欧、米国、アルゼンチンから採取され、ミトコンドリアDNAを分析した。一方の現代のイヌ科動物のDNAサンプルは、イスラエル、中国、スウェーデン、メキシコなど世界各地で採取された。これらの比較から、イヌの起源が欧州であるとわかった。これは、従来の中国起源説に反するものとなった。
(AFP)