2013年11月21日木曜日

働きアリの2割は働かない

北海道大学の長谷川さんらは、シワクシケアリの観察により、働きアリの中に“働かないアリ”がいることを発見した。

働きアリの2割は、実はほとんど働かない。しかも、2割の働かないアリを隔離すると、今度は働いていたはずのアリから、また2割が働かなくなる。長谷川さんによると、「すべてのアリが必死に働くよりも、働かないアリがいる場合のほうが、平均して長く集団を存続できる」というシミュレーション結果が出ているのだとか。

一方、琉球大学農学部の研究チームはこのほど、働きアリよりも働かないアリの生存率の方が高いことを突き止めた。働きアリは働かないアリの分まで巣の外に出て労働するため「過労死」し、生存率が下がる。働かないアリは働きアリよりも多く子どもを産むが、その子どもは親と同様に働かない。

人間社会にも同じような話はあり、アリから学べることも多そうだ。そういえば、アリとキリギリスという話があったのを思い出した。




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