2013年11月9日土曜日

知らないと危ないトランス脂肪酸

米食品医薬品局(FDA)は7日、一部の菓子類やマーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸の使用を「食用として安全と認められない」と暫定的に判断して、段階的に禁止すると発表した。この措置により「年間2万件の心臓発作を予防でき、心臓疾患による死者を7千人減らせる」としている。

トランス脂肪酸は、液体の油を固体に変える際に生成する分子で、ケーキや揚げ物などにも含まれる。体内に入ると、血液中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす働きがあるため、摂取しすぎると動脈硬化が進行、心臓病になりやすくなる。

ヨーロッパでも規制されていおり、食品への表示義務がある。日本はどうかというと、特別な規制をしていない。マーガリンや食用油には多量に含まれているのが現状。農林水産省は昨年、「トランス脂肪酸に関する情報」というのをHPに載せているが積極的な対応はしていない。それでも最近は食品業者が自主的に食品のトランス脂肪酸の含量を記載するようになってきてはいる。トランス脂肪酸の多いマーガリンを止めてバターにするだけでもだいぶ違うと思う。




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