2013年11月6日水曜日

豪州辺境に「ロストワールド」、新種を発見

オーストラリア北部の普段は人間が立ち入らない地域で行われた調査で、脊椎動物の新種3種が発見された。現地で調査にあたった科学者らは先月28日、この数百万年にわたって外界から隔離されていた地域を「ロストワールド」と称した。

今年の調査で新種が発見されたのは、ヨーク岬半島(Cape York Peninsula)のメルビル岬(Cape Melville)高所にある岩場。豪ジェームズクック大学(James Cook University)のコンラッド・ホスキン(Conrad Hoskin)氏とナショナルジオグラフィック(National Geographic)の撮影隊は、そこで発見したものに驚いた。

見つかったものの中には、葉っぱのような尻尾を持つ、奇妙な姿をしたリーフテールゲッコーと呼ばれるヤモリや、金色のトカゲ、岩場に生息するカエルなど、これまで発見されていない種が含まれていた。「メルビル岬の頂上はロストワールドだ」と探検隊のホスキン氏は語った。

注目の発見は、体長20センチメートルほどの「原始的な姿をした」リーフテールゲッコーだ。オーストラリア全域が熱帯雨林だったころの太古の面影を残している。大きな目と長細い胴体を持つケープメルビル・リーフテールゲッコー(Cape Melville Leaf-tailed Gecko)は、近縁種と非常に異なる特徴を備えており、学名は「Saltuarius eximius」と命名された。

参考HP



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