2016年10月10日月曜日

ネットで合鍵が出来てしまうリスクと怖さ

先月、松山市で、大学病院の契約職員が女子大学生が住むマンションに合鍵を使って侵入して逮捕された。男はあらかじめ管理会社の社員を装って部屋を訪ね、鍵の個別のナンバーを調べてネットで合鍵を注文していたという。

合鍵を作るのに、本物の鍵がなくとも作れるのかしら?

調べてみると、ネットで合鍵を注文するには、鍵の写真を撮って送るだけでだいじょうぶとのこと。

写真がなくても、鍵に書いてある製造会社と番号を送るだけでも9割は作ることができるという。それどころか、同じタイプのキーを使っているアパートだと、マスターキーさえ出来てしまう。

今回の事件で合鍵がこんなに簡単にできることが一般に知られてしまったので、不動産屋やアパート経営の方は、鍵の扱いをかなり気をつけないといけなくなった。

また、ホテルの場合、お客の1人が部屋の鍵からマスターキーを作って他の部屋に無断侵入されるリスクが出てきた。最近のホテルがカードキーになっているのはそれを防ぐため。

鍵屋さんに直接本物の鍵を持って行くしかない時代ならほとんど問題ないところだが、ネットで作れるようになると、見知らぬ他人に鍵の情報や写真をとられ簡単に合鍵が作られてしまうことになった。

鍵屋さんで合鍵を作るのに、法律では本人確認が義務付けられていない。今後、同じような犯罪を防ぐためには、早急に法整備が必要だろう。

自己防衛としては、鍵を人に渡したり、見せないこと。鍵に書いてある番号などは、カードの暗証番号と同じなのでテープなどで隠しましょう。

いっそのこと、指紋認証などにしてキーレスにしてしまえばもっとよいかも。


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