2016年10月12日水曜日

祝:ノーベル医学・生理学賞 大隅良典氏

遅ればせながら、今年もノーベル賞を日本人が受賞しましたね。今まで、中国は3つ、韓国は1つしか受賞していないことを考えると日本人としては、誇らしいかぎり。

韓国の1つというのは、金大中元大統領の平和賞。中国も昨年初めて自然科学の分野で受賞があったのみ。中国、韓国のネットでは、自虐的なやり取りと、「日本とどこが違うのか」という分析が沸騰している。

今回、受賞された大隅良典さんは、医学・生理学賞の単独受賞。外国人との合同受賞でないのは価値が高い。

酵母の研究により、細胞が不要になったタンパク質などを分解する「オートファジー」と呼ばれる仕組みを解明したということで、まったくの基礎研究。

日本が長く基礎研究にも税金をつぎ込んできた結果が花開いたということだと思う。大隅さんによると、国民が「研究」を「文化」「伝統」として認めて育てることが大事とのこと。伝統と言えるほど何世代もかけて研究を文化に高めていくということだと思う。

基礎科学は、応用と違ってすぐに役に立たないかもしれないが、皆でリスペクトして育てないと、韓国や中国のように国策でたかだか何年か巨額をつぎ込んでも芽が出るものではない。

大隅さんには今後、若い次世代の人をもっと育てていってほしいものです。

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