2016年10月2日日曜日

ウナギ:国産と中国産どちらを選ぶべきか?

お店に行くと、国産と中国産のウナギの蒲焼きが必ず並んで売っている。国産ウナギの1匹の値段は、2,500円以上するのに対し、中国産のウナギは1,250円と半額。

見た目は、中国産はまるまる太っていて、触っても弾力が十分あり、いかにも美味しそう。一方、日本産は、2,500円くらいでは型が小さく痩せている。これだけだと、中国産を選びたいところです。

ところが、中国の野菜や食品は、中国人の富裕層は食べないという話も聞こえてくるので、同じような飼料を食べたウナギだと思うと、どうしようとなってしまう。

中国産を買うリスクはどうなのか、知りたいところ。

ウナギは、「天然もの」はほぼ流通していないので、特別に断っていないかぎり「養殖もの」。

ニホンウナギは産卵をフィリピン沖の深海で行なうので、稚魚の本当のエサもまだ分かっていない状態で、人口受精できても、その稚魚を成魚まで育てる、いわゆる完全養殖は実験室レベルでしか成功しておらず、産業的に採算がとれていない。

そのため、ウナギの稚魚(シラスウナギ)を海で採取もしくは輸入して成魚まで育てている。稚魚の6割は海外から輸入していて、香港、台湾からが多い。このウナギは日本で成魚に育てているので、「国産」と表記できる。

一方、成魚の生きウナギもしくは加工された蒲焼きの輸入はほとんどが中国から。「中国産」というのはこうしたウナギのこと。日本のウナギ消費の6割は中国産のもの。

中国ではウナギを食べる習慣がないので日本輸出用に稚魚をアフリカ、東南アジアなどから手に入れ中国で養殖している。種類はニホンウナギと異なる。中国産の蒲焼きが国産と違って太ってりっぱに見える理由は、もともと種類が違うから。

さて、中国での養殖の状況ですが、少なくとも過去には、2007年アメリカで中国産のウナギの1/4に発ガン物質が検出されている。また、日本でも発がん性のマラカイトグリーンが中国産のウナギから検出されたことがある。

現在の中国産ウナギは、かなり検査が行き届くようになってきたので、問題ないと思う。

外食で食べるウナ丼などは、たいてい中国産。日本で蒲焼きにしただけで「国産」と産地偽装しているものもあるので、具体的に「鹿児島産」などとと書いてあるものが安全。


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