環境省は、すでに、国内の警戒レベルを最高の「3」に引き上げた。
鳥インフルエンザが怖いのは、人間は罹ったことがないので免疫がなく、感染するとその致死率60-70%と言われている。正確には、人に感染した例は若干あるが、まだ人から人への感染は確認されていない。
しかし、ウイルスの変異でいつかそのような感染力の強いウイルスが現れるのではないかと、専門家は恐れている。
現在流行しているのは、高病原性の鳥インフルエンザ。2012年、山口県宇部市常盤公園のコクチョウが高病原性鳥インフルエンザに感染していたので、園内の全てのハクチョウ300羽以上が殺処分されたのはまだ忘れられない。
現在、全国のうち15県で鳥インフルエンザに感染して死んでいる鳥が見つかっている。ごく最近のニュースだと、名古屋の東山動物園で、ケージの中の鳥がバタバタ死んでいる。子供とのふれあいで人気のペンギンも鳥なので、注意が必要。
来年は酉年なのに、鳥が使いにくい状況で、動物園なども頭が痛いに違いない。
ワクチンはないので、罹らないようにするしかない。鳥インフルエンザに感染した鳥の排泄物、死体などが要注意。死んでいる鳥を見つけても触らないこと。複数いる場合は、保健所などに連絡しましょう。感染している鶏の卵、鶏肉でも熱していれば食べて大丈夫。