2016年12月27日火曜日

万歩計の発祥と最新版

「万歩計」を初めて作ったのが、山佐時計計器(株)。「万歩計」は山佐の登録商標なので、一般名は「歩数計」。

「歩数計」は、スイスが発祥で、日本では江戸時代、伊能忠敬が日本地図の作成にあたって、「歩度計」という歩数計を使用していた。

山佐は、1965年(昭和40年)に、日本で最初の万歩計1号機「万歩メーター」を発売した。
当時の日本は、高度経済成長期。国民の摂取カロリーも増えていき、欧米型肥満が増えていった。

同じ年、文部省主導で「1日1万歩運動」がスタートし、万歩計は爆発的に売れた。アナログ機械式で1目盛100歩。価格は2,200円。(当時の大学卒の初任給が2~3万円の時代なので決して安くはなかった) 

1987年、万歩計を電子化し、歩数以外に歩行距離や歩行時間、消費カロリー等の表示が可能になっていく。

最新のものは、3方向加速度センサーを搭載して、歩くことで日本地図を完成させていくゲームを楽しみながらウォーキングを楽しめるタイプや、体脂肪計もついてより精度よくエネルギー消費量を計算できるものもできている。

Apple Watchのような高価なウェアラブルデバイスもあるが、歴史のある専用機のよさはまだまだある。


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