2016年12月9日金曜日

ワインを1分で美味しくする方法

赤ワインの話です。赤ワインの渋味はタンニンのため。柿などと同じ渋味成分で、最近流行のポリフェノールの1種。ブドウの皮ごと潰して発酵させるので、皮に含まれるタンニン(あの赤や紫の色素成分)が一杯入ってくる。

ちなみに、白ワインは皮や種を除いたジュースを発酵させるので、タンニンは少なく色も透明。

さて、本題ですが、コルク栓を開けた直後の赤ワインだと、タンニンは酸化が十分でなく、刺激的な苦味になる。そこで、デキャンタといって、特別のガラス容器にワインを移すことで空気を含ませ、酸化を促進させる。そうすると、断然まろやかになる。

栓を開けて少し飲んで空気を入れて、後日飲んでも同じように酸化が進んむのでまろやかに美味しくなる。

しかし、栓を開けたらすぐ飲みたい人のために、1分で解決するよい方法があります。ワインの栓を開け、少しグラスに出し、再度栓をする。そして、上下にビンを振りましょう。これで、空気が混ざって一気に酸化が進み、1分で美味しくなります。

ただし、1万円以上もするワインでは、やはりデキャンタして底にある澱も除いて、いただくのが正解でしょう。(以前のBlog参照ココ

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