2016年12月7日水曜日

賞味期限がない商品とそのワケ

口に入れるものは、水でもなんでも賞味期限があると思われるかもしれませんが、賞味期限がない商品もあります。

ところで、ペットボトルの水でもちゃんと賞味期限がある。水やミネラルだけで育つ微生物はカビも含め案外いるので、防災対策のために保存している場合でも、2年を限度に新しいものに交換した方がいざという時にだいじょうぶ。

賞味期限がない商品の代表格は、塩や砂糖。結晶なので、経年劣化することはない。

アイスクリームも賞味期限がない。-18度以下での冷凍保存の状態では微生物は増殖しないので、品質劣化が極めて小さく、安定している食品ということで賞味期限の設定がされていない。

ガムも、原料が経年劣化することがほとんどなく、長期間全く品質に変化がないことから賞味期限が表示されていない。

焼酎、泡盛やウイスキーなどは、蒸溜によりアルコール度数が高いので、ガラスのビンの中では保存で変化しない。(樽の中だと、樽の成分を含み、空気にふれるので変化するが、旨味やコクも増す:変化する)

法律的には、「賞味期限の表示義務」のない食品として、アルコール飲料、清涼飲料水(ガラス瓶・ポリ容器入りのもの)、容器包装された加工食品の一部、かんきつ類、バナナなどあるが、メーカー側が自主的に表示しているものも多い。

ちなみに、「賞味期限」は製造業者が決めることができる。細菌検査などのデータをとることが望ましいとされているが、義務ではないみたいなので、やっていないかも。賞味期限より、自分の舌を信じましょう。(参考は消費者庁のココ


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