2018年1月26日金曜日

そうなんだ:「いただきます」の深い意味


「いただきます」を英語では何というでしょうか?

日本語の「いただきます」の「いただく」は、神様や目上の人から物を受け取るときに、頭の上に掲げてもらったことに由来する。「食べる」「もらう」の謙譲語として使われるようになり、さらに食事を始める前に使うようになった。

食事の時に「いただきます」ということで、料理を作ってくれた人だけでなく、野菜を育てたりや魚を獲った人にも感謝する。さらに、動物や植物にたいして命を「いただく」ことにも感謝し、食べ物を「いただける」幸せを神仏に感謝する。

このような内容を含む「いただきます」に訳せる英語はない。単に「Let's eat」「 Bon appétit!(良い食欲を)」になる。

もちろん、食べる前のお祈りは、どの宗教にもあり、例えばキリスト教では食べ物の恵みを神様に感謝するし、イスラム教では「バスマラ(神の御名にかけて)」と感謝する。

ということで、日本語の「いただきます」は、「感謝」と「食事にとりかかリましょう」の両方の意味があるということになるでしょうか。

日頃「感謝」の意味を忘れて、「食事にとりかかリましょう」にだけになりがちですね。






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