2019年1月17日木曜日

凧揚げではなくイカあげだった



正月や冬の風物詩の凧揚げも,今はほとんど見なくなりましたね。

凧揚げの習慣は,平安時代中期にはもうあったみたいで,和凧は竹の骨組みに和紙を張って紙の尾をつけたもの。

ところで,凧揚げの「タコ」は,あの海の生物の蛸でしょうか?凧が「タコ」と呼ばれるのは,凧がいくつもの長い紙の尾を垂らしている姿かららしい。

実は,もともと「イカ」「いかのぼり」と呼ばれていたのが,関東では「タコ」と呼ぶようになった。

凧は,英語では鳥のトンビ、フランス語ではクワガタムシという意味と同じ。

中国でも,トンビとして呼ばれいて,歴史的には軍事目的で,鳥に似せて敵に悟られないように味方に合図を送るのに使われていた。

現在の中国語では,「風箏」。「風の琴」という意味で、もともとは凧に笛をつけ、飛ばすと琴のような音色が聞こえたそうです。

さて,日本で「イカ」が「タコ」に変わった逸話があります。「いかのぼり」が江戸時代にブームになって,喧嘩が絶えなくなり死者が出る始末。

幕府は,ついに明暦元年(1646年)に「いかのぼり禁止令」を出します。それでも止められない庶民は,足を増やして「イカ」ではなくて「タコ」と屁理屈で反発。

その結果,「イカ揚げ」でなく「タコ揚げ」になったとさ。