2019年4月17日水曜日

手を染めて、足を洗う:手を洗わないの?



悪事に「手を染める」とか、「足を洗う」とか言いますね。

ご存知の通り、悪事に「手を染める」は、やってはいけない犯罪を初めてやってしまう、とかいう意味。一方、「足を洗う」は、犯罪を続けてきた人が気持ちを入れ替えて真っ当な人間になる、というような意味。

始まりが「手を染める」なら、止めるのも「手を洗う」でもよさそうに思います。何か変ですね。

調べてみると、「手を染める」の「染める」は「初(そ)める」と同源。「手を染める」は、「手をつける」「手がける」とほぼ同じ意味で使われています。

「染」という字が使われるのは、「一度染屋を始めると、その染まった手は洗っても戻らない」というようなところが由来。

というわけで、「手を染める」は、悪事だけでなく何かを始める時に使ってよいみたいです。

一方、「足を洗う」は、修行僧が汚れた足を洗い、俗世間の煩悩を洗い清めることに由来する。ところで、英語では「Wash your hands 」となって、「手」を洗います。

「手を染める」と「足を洗う」は、対の言葉ではなく、全く由来が異なっているようです。

というわけで、「手を染め」て「足を洗う」と、手は染まったままですね(笑)。