2016年9月25日日曜日

教習所では教えてくれないマナー:ヘッドライトとパッシング編

教習所では教えてくれないが、長い間車を運転している人は大抵知っている(?)車のランプの使い方を、経験も交えて整理してみました。案外「そうだったのか」と知らずにいたこともあるかも。

今回はヘッドライトとパッシングの使い方。ヘッドライト(前照灯)は夜間などに前方を明るく照らすことで、道路の状態や障害物などを視認しやすくし、安全に走行するライト。

まず、ヘッドライトはいつ点けるのかについて。
  • 標語で「早め点灯」というように暗くなる前、できるだけ早めに点灯しましょう。
  • トンネルに入る前につける。トンネル内で前を明るくするのはもちろんだが、対向車がまちがってこちらの車線に入ってこないように、自車や対向車線を知らせる役目もしている。そして、最も重要なのは、(ヘッドライトが点くと同時にバックライトが点くので)、後続車の追突を防ぐ意味もある。トンネルに出る前にヘッドライトを早めに消す車があるが、間違い。出てから消す方が安全。トンネルに入る時も同じ。入る前に点ける
  • 雨天で視界が悪い時。周囲が見づらく感じたらすぐに点灯するようにしましょう。バックライトで後続車の衝突を防ぐのにも有効。
ヘッドライトのスイッチにはハイビームを一時的に点灯させる「パッシング」機能がある。パッシングの使い方は教習所ではまったく習わないのですが、案外多用されている。
  • 高速道路での後続車からのパッシング:やられると嫌なものですが、追い越し車線にいて知らないうちに金魚のふんのように後続車が並ぶ事態になっていることもあります。
  • 対向車の(すれ違い時の)パッシング:トラックがよくやってくる。「この先でネズミ捕りや検問をやっているから注意して」という意味。まずは、制限速度に落としましょう。対向車のパッシングには、昼間だと、「ヘッドライトを消すのを忘れているよ」という意味もある。
  • 横断歩道などでのパッシング:停止している時の対向車へのパッシングは、「横断者がいる」という意味。
  • ゆずりパッシング:道が狭くて対向車がいる場合、道を譲る時はパッシングで合図する。夜間であれば、その後、ヘッドライトをスモールライトにする。
  • 先に行くパッシング:パッシングは地方によっては、ゆずりパッシングでなく、「自分が先に行く」という意味になることもあるので、ドライバーとのアイコンタクトやジェスチャーで判断する必要あり。特に、関西圏は後者。

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