2016年9月21日水曜日

男性の大腸ガン急増 罹らないために

日本人の3人に1人が、ガンで亡くなる時代ですが、そのうち大腸ガンが増えている。女性のガンによる死亡の1位は大腸ガン、男性の大腸ガンは3位。

有名人でいうと、先月亡くなられたピアニストの中村紘子さんも大腸ガンだった。他に渡哲哉、石坂浩二、鳥越俊太郎、坂口良子、原田芳雄、今井雅之も大腸ガン。

最近の国立がん研究センターの発表によると、特に男性の大腸ガンが急増しているという。大腸ガンもその進行具合で生存率が変わってくる。初期のステージIやIIでは、生存率は90%と怖いガンでない。

ところが、ステージが進行し、 大腸の壁を越えてリンパ節にガン細胞が侵入すると、リンパ管や血管を通じて肝臓などの他の臓器に転移する可能性が高くなる。このステージIVだと、生存率は20%以下になる。

大腸ガンを初期の段階で見つけることが大事。しかし、ステージが進行しないうちは、自覚症状はほとんどない。ぜひ、住民健診や職場検診の便潜血検査を受けましょう。

大腸ガンには、内視鏡検査が最も有効で、多く大腸ガンは、ポリープが長い時間をかけてガンになるので、ポリープの段階で内視鏡で取り除くことができれば、がんの発生の予防にもなる。

大腸ガンは肉食中心の欧米人に多く、魚介食中心の日本人は少なかったが、日本人の食事の変化で増えたと言われている。最近は腸内細菌の状態が免疫にも重要であることが分かってきており、食物繊維を含めて腸をいたわる食事が大事になってきている。


中村紘子
広島ブログ

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