2016年9月1日木曜日

長寿の動物 新記録現れる

ツルは千年、カメは万年と言いますが、本当はツルは50-80年、カメも普通のカメは30-50年で、千年・万年生きることはない。ただし、ゾウガメは種類によっては、100-200年生きるので、脊椎動物では最も長寿ということになっていた。

ところが最近、グリーンランド近海の北極海などにすむサメ、ニシオンデンザメが400年ほど生きることがわかり、ゾウガメのトップの座を奪った形だ。

ニシオンデンザメは深さ100〜1200メートルに生息し、成体になると体長4〜5メートル。たぶん、冷たい海の下にいるので成長・代謝もゆっくりで長寿なのかもしれない。

植物では、4,000年の樹齢の縄文杉のような長寿のものもある。ただ、植物は個体という概念ははっきりせず、本体が死んでも枯れかけた根から新たに細い枝が伸びてまた大きくなれる場合も多い。

脊椎動物以外の動物で長寿なものでは、ミル貝の一種グイダックは160年は生きるといわれている。また、寿司ネタのムラサキウニは200年以上生きるという。

南極海に住む海綿動物は低温の海水により成長が遅く、なんと1550年生きているものもいるという。


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