2016年9月15日木曜日

はしか急増:不安でワクチンに殺到

「はしか(麻疹)」が、急速に拡大している。

大阪、兵庫、東京、千葉、埼玉、神奈川など都会で感染者が増えている。

はしかは、ウイルスによって引き起こされる感染症で、免疫がない人が感染するとほぼ100%発症する。空気や飛沫でも感染する。インフルエンザよりもずっと感染力が強く、免疫を持たない人が、同じ室内にいるとほぼ確実に感染することになる。

発症すると発熱や咳、鼻水など風邪のような症状がみられた後、39℃以上の高熱が出て顔や体に発疹が現れる。

患者の約3割が合併症を起こすとされ、肺炎や中耳炎が多い。1000人に1人が脳炎を起こし、後遺症が残る。死に至ることさえある。妊娠中に感染すると、流産や早産の可能性がある。

2008年に国内で1万人を超える大規模なはしかの流行が起きたが、今回のウイルスは中国、モンゴル、東南アジア由来らしい。

はしかウイルスには特効薬がないが、予防策はワクチンの接種。はしかワクチンは2回の接種が行われていたが、20~30代は1回接種しただけ。当時は1回でも有効と思われたが、免疫ができるには2回必要だと後で分かった。

そのため、20~30代の感染のリスクが一番高い。今までにはしかに罹った人はもう免疫ができているので大丈夫。

はしか感染が不安で、ワクチン接種のために、今病院に殺到していて、もうワクチンが不足する状態になっているという。

免疫がなく感染するかもしれない人は、できるだけ人の集まるところには行かないこと。


MRワクチンは、麻疹(はしか)と風疹の混合ワクチン
広島ブログ

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