2017年10月6日金曜日

おめでとう:ノーベル文学賞にカズオ・イシグロさん 長崎出身の日系人


2017年のノーベル文学賞に、作家のカズオ・イシグロ(石黒 一雄)さんが選ばれた。

1954年、日本人を両親として長崎で生まれた。5歳の時、家族とイギリスに渡った。日系イギリス人として、優れた文学作品を残している。

授賞理由は「彼の小説は、偉大な感情の力をもって、我々の世界とのつながりの感覚が、不確かなものでしかないという、底知れない奈落を明らかにした」とのこと。

映画にもなった、「日の名残り」や「私を離さないで」が有名。

「日の名残り」では、英語圏最高の文学賞とされるブッカー賞を受賞。

今はイギリス人だが、日本を舞台にした作品もあり、日本人の感性が感じられる。日本のノーベル賞数は増えないが、やっぱりおめでとうでしょう。

ちなみに、昨年のノーベル文学賞受賞者は、ボブ・ディラン。

ところで、ボブ・ディランは昨年の受賞発表後、連絡が取れないことが話題になった。授賞式は、「先約のため」欠席するとのことだった。

賞金を受け取るためには、6ヶ月以内に講演する必要があったが、講演はテープだけになって、ボブ・ディランらしい結果になった。




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