2017年10月7日土曜日

歳をとるにつれて、1年が早くなる:「ジャネーの法則」



歳をとるにつれて、1年間が早く過ぎていくように感じないでしょうか?このような感覚を説明しているのが、「ジャネーの法則」。

ジャネーの法則は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが提案したもの。

「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例する」というもの。

反比例のグラフを書いてみると、下のようになる。横軸が年齢で、縦軸が時間の心理的長さ。



グラフから、80歳の人にとっての1年の長さを21とすると、10歳の子供にとっての1年の長さは91になる。10歳の子供にとっての1年の長さを1年として計算し直すと、80歳の人にとっての1年の長さは0.23年になる。月に直すと、2.76ヶ月しかないことになる。

自分なりにジャネーの法則とは別に考えてみた。80歳の人にとっての1年の長さはそれまでの人生の80分の1だが、10歳の子供にとっての1年の長さは、人生の10分の1。この法則で、グラフを書くと、以下のようになる。

横軸が年齢で、縦軸が時間の心理的長さ。


















グラフは反比例のグラフにならない。この場合、生まれて20歳くらいまででどんどん1年の長さは短くなっていく。歳をとってからは、確実に早くなるがすでに若い時期から早くなっている。

感覚的には、確かに小学校の低学年3年間が高校3年間の長さよりかなり長いように思う。

さて、どちらが正しいと感じるでしょうか?




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