歳をとるにつれて、1年間が早く過ぎていくように感じないでしょうか?このような感覚を説明しているのが、「ジャネーの法則」。
ジャネーの法則は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが提案したもの。
「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例する」というもの。
反比例のグラフを書いてみると、下のようになる。横軸が年齢で、縦軸が時間の心理的長さ。
グラフから、80歳の人にとっての1年の長さを21とすると、10歳の子供にとっての1年の長さは91になる。10歳の子供にとっての1年の長さを1年として計算し直すと、80歳の人にとっての1年の長さは0.23年になる。月に直すと、2.76ヶ月しかないことになる。
自分なりにジャネーの法則とは別に考えてみた。80歳の人にとっての1年の長さはそれまでの人生の80分の1だが、10歳の子供にとっての1年の長さは、人生の10分の1。この法則で、グラフを書くと、以下のようになる。
横軸が年齢で、縦軸が時間の心理的長さ。
グラフは反比例のグラフにならない。この場合、生まれて20歳くらいまででどんどん1年の長さは短くなっていく。歳をとってからは、確実に早くなるがすでに若い時期から早くなっている。
感覚的には、確かに小学校の低学年3年間が高校3年間の長さよりかなり長いように思う。
さて、どちらが正しいと感じるでしょうか?