2017年10月31日火曜日
ダルビッシュに対してアジア人への侮辱の意味
米国、テキサス州ヒューストンで27日に行われたワールドシリーズの第3戦で、アストロズの選手が試合中に、ダルビッシュに対してアジア人への侮辱となる行為をとったのが問題になっている。
アストロズの主力で、日本のDeNAでもプレーしたことのあるキューバ出身のユリエスキ・グリエル選手がドジャースのダルビッシュ有投手からホームランを打った後、アジア人を差別する、両方の目尻を指でつり上げるしぐさをした。
さらに、「Chinito」と言い放った。「Chinito」というのは「チンケな中国人野郎」という意味でアジア人対する差別用語。
これらの行為について米大リーグ機構は、2018年レギュラーシーズン5試合の出場停止を命じた。あまり知られていないが、他のスポーツでも同じような差別の行動をして処分されている選手もいる。
グリエル選手は「誰かを侮辱するつもりはなかった。侮辱されたと感じた人たちには謝りたい」と釈明している。そうだとしても、多くのアジア人は納得しないだろうし、親日のキューバと日本の関係を悪くしたのも事実。
ダルビッシュは「自分自身としては完全な人間はいないと思うので、彼の中での一つのミスであって、これによっていろいろな人が学べると思う」と話したという。
ダルビッシュのコメントに、心から拍手を送りたい。