2017年10月11日水曜日

懐かし:「薬包」こんなものがあったね


最近、たまたま「薬包」というのを久々に見た。

今は薬は錠剤であったり、漢方薬の粉末タイプでも子袋に入っているが、その前は、病院や薬局で薬は「薬包」になっていた。

蝋を染み込ませた白い「薬包紙」に1回分づつが包まれていた。包むのはもちろん機械ではなく薬局の人の手で。

実際、薬局には、薬研(やげん)という薬草や薬を粉にする道具が置いてあった。これで粉末にして、薬包紙に包んでもらうわけだ。

飲みにくい粉薬は、「オブラート」に包んで飲んだ。---「オブラートに包んだ表現」なんていう言い方もあったが、もう死語ですね。----

ちなみに、オブラートというのは、デンプンで作られた半透明の薄い膜。薬をオブラート包んで、水といっしょに飲むと、簡単に吞み込める。今でも薬局には売っている。

「薬包」は白色と書いたが、頓服の場合は青色、そして外用剤は赤色だった。

「薬包」の折り方は下の通り。折り紙の応用なんでしょうね。塩を綺麗な折り紙なんかで薬包式に包んでお弁当につけると、今でもオシャレかも。






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