2017年10月4日水曜日

知ってお得:モバイルバッテリーを長持ちさせるコツ


携帯、スマホ、タブレットなどモバイル端末は、バッテリーの電気がいつなくなるか常に意識していないといけないですね。バッテリーの性質を理解していると、バッテリーを長持ちさせることができます。

最近のモバイル端末のバッテリーは、繰り返し充電が可能で大容量の「リチウムイオン電池」が使われている。正しいリチウムイオン電池の性質を知っていれば、バッテリーを長持ちさせることもできる。(お急ぎの方は途中を飛ばすと、最後にまとめがあります)

一昔前の充電電池といえば、ニカド電池やニッケル水素電池がノートPCや電話の子機などに使われていた。これらに取って代わったのが、リチウムイオン電池。軽くて、さらに大容量になって、充放電可能回数が増えている。

従来の充電電池は、電気を残したままで充電を繰り返すと、充電できる容量がだんだん少なくなり、使用時間がだんだん短くなる(メモリー効果)。そのため、電気を使い切ってから充電したり、一度放電させてから充電する必要があった。

ところが、リチウムイオン電池の場合、メモリー効果がほとんどない。このため、継ぎ足し充電しても大丈夫。逆に、完全に放電させると寿命を縮める。

それどころか、電気残量がゼロ%のまま長期間放置しておくと「過放電」状態となり、充電することができなくなる場合もある。

一方、「過充電」も問題。スマホは充電が完了すると「充電器を外してください」というメッセージが表示される。充電完了後も放電と充電を繰り返しながら「過充電」を防ごうとする。充電器につないで長く放っておくと、寿命は短くなる原因になる。

ところで、充電しながら使うのは危険。放電より充電の方が早いため、過充電の状態になり温度が上がり電池の劣化が早まる。リチウムイオン電池は、温度が高い条件では劣化が進みやすい。そのため、夏の車の中などに置くと寿命を縮める。

それでもリチウムイオン電池は、毎日充電した場合少しずつ劣化していき1年以上経つと約半分ぐらいの性能になる。だいたい充電回数500回が平均寿命。

大容量のバッテリーの場合、内部は複数のセルによって構成されていて、使っているうちにセルの間で充電状態が違うことが起こる。セル間の充電のバランスが崩れてくると、充電できる量が極端に減ってくる。

バランスを戻すには、完全に放電させたのち充電させるとよい。上の話と矛盾するが、こちらは、一月に一度もすれば十分。

まとめると、バッテリーを長持ちさせるには、

バッテリーの残量が10%〜90%の間で使うようにし、充電する場合は充電が終わったら早めに充電器から離す。気温が高いところに置かない。月に一度は完全放電させる。これで、バッテリーはだいぶ長くなるでしょう。

最後に裏技、もう残量がなくなってうんともすんとも動かなくなったときの最後の手段。バッテリーを少し冷やすとしばらく動きます。







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