2017年10月5日木曜日

そうだったのか:餃子のルーツが案外面白い


餃子を嫌いな人はまずいないですよね。餃子のルーツが案外面白いです。

餃子のルーツは中国と誰もが思うところですが、小麦粉の皮に具を包んで加熱した食べ物は世界中にあります。

例えば、韓国のマンドゥ、モンゴルのバンシ、ネパールのモモ、 ロシアのペリメニ、 アルメニアのヒンカリ、イタリアのトルテリーニやラヴィオーリ、トルコのマントゥ、ベトナムのバンクン、カザフスタンのサムサ、エジプトのサンブサなどなど。

そして、同じような食べ物は、紀元前3000年メソポタミア文明遺跡からも見つかっています。

日本の餃子は、もちろん中国由来。中国で最初に餃子を作ったのは、中国の物の本によると医聖と言われた「張仲景」だという。

寒波で耳が凍傷にかかっている貧しい民衆に、張仲景は「去寒嬌耳湯」という羊肉や生薬が入った具材を小麦粉で作った皮で包んだものが入ったスープを民衆に与えて救った。これが中国餃子の起源ということで、「餃子はもともと薬だった」。

凍傷が治って喜んだ民衆は、これをお祝いするため、その後大晦日の夜に食べるようになった。今も中国では、餃子は大晦日の夜に食べる習慣が残っている。

「去寒嬌耳湯」の「嬌耳」の「嬌」の字は「餃子」の「餃」と同じ発音だったことから、のちに「嬌耳」は「餃子」と呼ばれるようになった。

日本で初めて餃子を食べた人は、江戸時代の徳川光圀とされているが、庶民が食べることができるようになったのは昭和になってから。

日本で餃子というと「焼き餃子」ですが、中国では「水餃子」か「蒸し餃子」が一般的。焼くのは、2日目に残った餃子を焼いて食べるだけ。

戦時中、中国に進出した日本人がその味を覚えて持ち帰ったのが、日本の「焼き餃子」のルーツ。宇都宮でその餃子がスタートしたらしい。





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