2018年3月14日水曜日
今頃でスイマセンが、スキージャンプの採点方法
オリンピックの時に調べていたのですが、今頃になってしまいました。
平昌五輪のスキージャンプ、試合前までずっと固い顔をしていた高梨沙羅が、銅メダルをとった後の笑顔がよかったですね。また、レジェンド葛西は残念ながら、今回不調でした。
スキージャンプの採点方法を整理してみました。採点は思ったより複雑。
採点は、「飛距離点」と「飛型点」からなる。2回のジャンプの合計ポイントで勝敗を競う。
「飛距離点」は、K点を基準の「60点」で、1m越えると点数を加点し、マイナスだと減点になる。加減する点数は、K点の長さによって異なり、ノーマルヒルだと1mにつき2点。
「補正点」として、「ウインドファクター」と「ゲートファクター」を考慮して加減される。風速に応じて向かい風は減点、追い風は加点される。また、スタート位置が、高ければ減点、低ければ加点する。
「飛型点」は、空中、着地、アウトラン(転倒ラインまで)が、それぞれの姿勢が判定される。5人の審査員が、空中姿勢、安定性、着地姿勢などを審査し、最高点と最低点を除いた3人の合計を足した数が飛型点になる(満点は60点)。減点方式で、テレマークを入れないと2点減点になる。
より遠くに、より美しく飛ぶのが大事となる。
ところで、K点はドイツ語の「Konstruktionspunkt (設計基準点)」由来だが、もともとの意味はこれ以上の距離を飛ぶと危険という「限界点」を意味していた。現在は、着地技術の向上して安全に着地できるようになって、「限界点」ではなくなって飛距離点を計算する基準になっている。
レジェンド葛西は今回不調に終わったが、次の五輪で金メダルをとって欲しいです。