2018年3月31日土曜日

そこまで来ている「クリーンミート」と「フェークミート」


「クリーンミート」と「フェークミート」、聞きなれないですが、近い未来に食卓にのぼることになりそうです。

世界には70億人の人がいるが、9人に1人がちゃんと食事ができていないで飢餓状態にある。中国は飢餓の人がたくさんいる国だったが、経済成長でかなり減ってきている。

世界の人口はまだまだ増えて、2050年には97億人になる。それに伴って、食料の需要は高くなっている。特に、肉類のような高たんぱく質の需要はますます高くなる。

牛、豚、鶏などの食肉の生産には限界があるので、人工肉の本格的な開発が必要になる。

「フェークミート」は、もうしばらく前から販売されてきているもので、大豆などの植物材料から作った「フェーク」な「お肉」。ベジタリアンの人に人気がある。

「フェークミート」を使った米国「ビヨンド・バーガー」は、今までの「フェークミート」を超えた「フェークミート」を使っていて、今年中には日本に上陸する(↓)。

一方、最近取り上げられてきているのが、「クリーンミート」。筋肉は細胞でできているので、筋肉細胞を培養して塊にする。さすがにビフテキの食感まではいかないが、ハンバーグくらいなら問題なく作れる。

クリーンミートのメリットは、動物を育てる場合頭数に限界があるが、培養ならいくらでも増やせる。また、培養の場合、無菌的にクリーンに管理されるので食中毒が起きることもなくなる。動物も殺さなくてよくなる。

温室効果ガス排出量、エネルギー消費量、土地利用などでもメリットは大きい。培養細胞を食べる私たちの気持ちの問題はあるが、それを乗り越えると将来畜産業は、乳製品と卵ぐらいに限られるようになるかも。





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