2018年4月21日土曜日

そうなんだ:健康に悪い?テフロン加工フライパン


フライパンなど、料理が焦げ付かないようにフッ素樹脂加工やテフロン加工しているものがありますが、これは使い方を間違うとかなり体に毒です。

「フッ素樹脂加工」と「テフロン加工」は同じもので、「テフロン加工」は米国デュポン社の登録商標になっている。

どちらもフッ素系の樹脂でフライパンの表面をコートしている。樹脂には、PFOA (パーフルオロオクタン酸)とかPTFE (ポリテトラフルオロエチレン)がある。

このうち、PFOAは、すでに発がん性が報告されていて、ダイオキシンやPCBと同じように毒性が高い。未熟児、胎児の奇形児などを引き起こすことが知られている。欧米では2000年代に使用を禁止しているが日本はまだ野放しの状態

体に入ると代謝されないで蓄積する。自然環境でも分解されないので、自然界の多くの生物にも蓄積するのが問題。それをまた食物連鎖の頂上にいる人が食べることになる。

テフロン加工に主に使われているのが、PTFE。こちらも有毒ガスを発生する。やってはいけないのは、「空焚き」

実は、テフロンの使用可能温度は、米国では260℃までとされている。これ以上の温度では、分解が始まり有毒ガスを発生する。これを吸うと、インフルエンザのような症状になるという。

空焚きにすると、簡単に260℃を超えることになる。通常の料理ではガスは発生しないとのこと。

テフロン加工していても、使かっているうちにだんだん焦げ付くようになってくるのは、コートが剥がれてきているから。PTFEの剥がれを口に入れても問題はないとのこと。

日本では、食品安全委員会がフッ素樹脂加工の危険についてレポートを出しているが、未だにリスクの説明や法規制は進んでいないのが現状。

メンテナンスが大変ですが、テフロン加工されていないステンレスのフライパンの方が安全。テフロン加工のフライパンを使いたいなら、PFOAフリーのフライパンがよいでしょう。






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