「シーザーサラダ」といえば、レタスを主にしたサラダで、フレンチドレッシング、クルトン、粉チーズを和えたもの、くらいのイメージ。
「シーザー」というのは「カエサル」のことだとすると、「シーザーサラダ」はイタリア料理かと思いきや、実はメキシコ料理。
実は、元祖「シーザーサラダ」は、ロメインレタスを使う。普通のレタスのように結球化することはなく、白菜のような形。欧米では一般的な野菜。
ロメインというのは、ローマ風のという意味で、ロメインレタスは「コスレタス」とも呼ぶ。「コス」というのはエーゲ海に浮かぶコス島の名前で、ここがこのレタスの原産地。
「シーザーサラダ」は、1924年、米国との国境に接するメキシコの町・ティフアナ「シーザーズ・プレイス」というレストランが発祥。
このレストランのオーナーのシーザー・カルディーニが、食材がなくあり合わせのもので、サラダを作ったところ、大人気になったというわけ。
ロメインレタス、ガーリックオイル、レモン、卵黄、パルメザンチーズ、ウスターソース、クルトンとコショウを載せたものだった。
というわけで、シーザーサラダの「シーザー」は、最初に作った人の名前でした。