2018年11月29日木曜日

霧島山,大浪池,紅葉なし 201811



先日,九州南部の宮崎県と鹿児島県県境にある霧島山に行ってきました。かなり南まで来たので,まだ紅葉が残っているかと期待したのですが,残念ながらほぼ終わりでした。

今でも噴煙を上げている新燃岳にはまだ登れませんが,韓国岳の登山道の途中にある「大浪池」目指して登りました。

「大浪池」は,直径630メートルの火口湖で,水面の標高は1,241メートル、日本で最も高い場所にある火口湖。

「大浪池」の名前の由来は,「大浪池伝説」と言われていて,

池のふもとの村の庄屋の夫婦には子供ができなかった。夫婦が山の神様に熱心にお願いしたところ,ついに女の子を授かり「お浪」と名付けた。「お浪」は成長するに連れて美しくなり,気立ても優しくなったので,たくさんの結婚の申し込みがきた。

ところが,なぜか申し込みがあるごとに悲しそうにして,断り続け病気になってしまった。そして,ある夜,山に登って池に身を投げてしまった。

実は,「お浪」は池にすむ竜王の化身で,庄屋夫婦の熱心な願いで庄屋の娘となっていたのだった。このことがあってから、この池を「お浪の池」と呼び,それがいつからか「大浪池」と呼ばれるようになった,とさ。

残念ながら,紅葉は「大浪池」周辺では完全に終わっていましたが,水の色はエメラルドグリーンで向こうに見える韓国岳と合わせて素晴らしい景色でした。

このエメラルドグリーンの色ですが,以前はもっと青色だったそうで,新燃岳の噴火以降色が変わったそうです。

韓国岳の「韓国(からくに)」の名前のせいでしょうか,韓国人がたくさん登っていました。


大浪池と韓国岳。


















行く途中にあった紅葉。



広島ブログ