そろそろ、こたつを出す頃ですね。実は、こたつを出すのにふさわしい日が、明日の14日の「亥(い)の子」の日。
「亥の子」の日は、昔は炉を使い始める「炉開き」とか、囲炉裏に火を入れたり、火鉢を出したりしていた日。また、「こたつ開き」の日とも言われている。
イノシシはたくさんの子どもを産むことから、子孫の繁栄や収穫を願って、広島、山口、京都、三重、奈良、愛媛など西日本では、「亥の子祭り」などの名前でお祭りが行われる。
この日に、「亥の子餅」を食べるところもある。「亥の子餅」の歴史は古く、応神天皇が皇太子の時に、猪に危難を救われたことがあった。その後、毎年10月の亥の日に供御を行うようになって「亥の子餅」をこの日に献上することになったそうだ。
イノシシは、火難を免れるという信仰があり、「亥の子」の日に火(暖房器具)を使い始めると、その冬は火事にならないと信じられている。
というわけで、明日こたつを出せば、火事にならないとのこと。