昨日は山口市でも本格的に雪がつもり、夕方道路は凍りついた。線路の上にかかる陸橋の上で、郵便局の赤い車が反対車線の歩道に乗り上げているのを見てしまった。山口市の場合、年間に数回の積雪しかないが、それだけに車のタイヤをスタッドレスにするかどうか迷う所。
スタッドレスは普通のタイヤと違って値がはるし、寿命が3〜4年と短い。雪が必ず積もる所に頻繁に行く必要がある場合には、スタッドレスしか選択しようがないが、市内しか動かない場合、タイヤチェーンで済ませたいところ。
ただ、タイヤチェーンの問題は、常時つけることができない。チェーンを着けているとガタガタ振動するので、長距離にも向かない。雪が降った時だけ、チェーンを着けることになるのだが、これが容易くない。
タイヤは地面に一カ所接地しているので、チェーンをタイヤの表面全体にかぶせるにはそれなりに工夫がいる。しかし、極寒の中、30分以上かけてチェーンをつけるのは地獄のような作業。使用後またすぐにこれをはずすのかと思うとさらにつらい。
以前、夕方暗くなってから車乗っている時に、どんどん積雪してきて、真っ暗、極寒条件で、懐中電灯をつけながらチェーンをつけた時は、体は冷えるし本当にさみしい気持ちになった。
今の時代、簡単に着けられる非金属のチェーンはないかと、調べてみたが、どれも値がはるし装着にはそれなりに時間がかかりそう。
「布製タイヤチェーン」というのを見つけた。「スノーカバー」「オートソック」などの名前で売られていて、布製でタイヤにカバーして使う。布で出来ているので軽いし取り扱いやすい。装着時間は数分。チェーンのような振動もない。しかし、布なので耐久性は高くなく、雪のない所だとだんだん繊維が切れてきて長距離走るには向いていない。
耐久速度は時速50kmまで(チェーンは30km、もともと雪道を飛ばすのは無謀ですが)。全体で1kgと軽いので車に年中積んでおいても大丈夫。
耐久性は年に5、6回で2〜3年は持つというところ。値段は2輪分で1万円を切る価格なので、ほとんど雪がない所に住んでいる人にはよいかも。
注意:タイヤサイズに合うものを購入しましょう。さもないとすぐにはずれてしまいます。(適合サイズについては、ココ)