3.11の大地震以降、特に昨年あたりから、日本各地で火山活動が活発化している。主なものを上げてみると、
- 小笠原諸島の西之島新島は、2013年末から噴火を始め、まだ活発に噴火しながら島が大きくなっている。
- 富士山でも、滝沢林道で大規模な地割れが発生したり、山頂西側の頂上付近から山麓まで続く巨大な溝「大沢崩れ」ができ、その崩壊が急速に進行中。
- 御嶽山の9月の水蒸気爆発は、火砕流を伴い大規模だった。死者57名、行方不明者6名という。35年ぶりの爆発だった。
- 御嶽山と同じ長野県の立山連峰地獄谷の火山活動も最近活発化していて、爆発はいつ起きてもおかしくない状況。
- 蔵王でも、昨年10月8日に山頂付近の火口湖「お釜」が変色し、11月19日に大きな火山性微動があった。
- 八甲田山、十和田も火山活動が活発になってきていて、気象庁は24時間体制で観測している。
- 阿蘇山では、昨年から小規模な噴火が続いていたが、27日阿蘇中岳第1火口で起きた噴火は噴煙が高さ1500mに達し、21年ぶりのマグマ噴火である事が確認された。
- 桜島は今年500回以上の爆発的噴火が起きている。2011年の年間最多記録(996回)を上回ると言われている。今年1月から、マグマの上昇などに伴う山体膨張が続いており、噴火警戒レベルは3。
- 北方領土の択捉島の焼山は2012年に噴火している。
3.11の大地震がきっかけかどうか、本当のところは分からないが、日本列島全体が震えているようで、大災害につながらないように祈りたい。