2015年5月24日日曜日

死火山、休火山とは今は言わない このお題でお歳がわかる

22日、鹿児島県の口永良部島で、火山性地震、震度5弱があった。また、浅間山で4月下旬から火山性地震が増加している。箱根山でも、火山性地震が4千回を超えたという。

鹿児島の桜島も21日、噴煙の高さが火口から約4300メートルの上空に達する爆発的噴火が先日あった。日本列島全体の火山が活発化している(詳細は以前のBlog参照ココ)。

ところで、最近知ったのだが、昔学校で習った、活火山、休火山、死火山というのは、今は使わないそうだ。

習った時は、現在活動しているのが、活火山、富士山のように現在は活動していないが活動した記録が残っている火山を休火山、活動の記録がない火山を死火山と分類していた。

ところが、死火山と考えられていた御嶽山が1979年に噴火した。上の分類が適切でないということで、1991年に火山噴火予知連絡会は「過去およそ2000年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を活火山、それ以外を火山と定義した。

研究が進んで、2000年以上の休止でも噴火する火山もあることが分かり、2003年に「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を活火山と定義し直した。

というわけで、それまでの休火山、死火山という言葉は使わなくなった。現在、37-40歳以下の人はそう習っている。この話を話題にすれば、お歳が分かることになる。

以前は休火山とされていた富士山も、現在は活火山に分類されていて、日本には110の活火山が認定されている。

富士山は宝永の噴火(1707年)以来、活動を休止しているが、最近小さな地震が毎月数十回観測されていて、Xデーはいつか来るといわれている。





広島ブログ