浅田真央選手は、18日午後、現役100%続行を表明した。5日前に、ニュースで佐藤コーチの言葉としてその可能性が報道されたが、これで確実になった。
ソチオリンピックのシーズンを終えた去年5月、1年間の休養を表明し、東日本大震災の被災地を訪れるなど、スケート以外の生活を数多く経験してきた。
現役を続けるか引退するかの可能性については、「ハーフハーフです」と話していた。
今回の会見で、「100%復帰するつもりでやっている。去年のレベルまで戻すことを目標にしたい」と述べて、現役続行を表明した。
浅田真央選手は、オリンピック初出場となったバンクーバー大会では、ショートで1回、フリーで2回と連続でトリプルアクセルを女子選手で初めて成功させ、銀メダルを獲得した。
去年2月のソチ大会では、ショートプログラムでミスが続き16位と大きく出遅れたが、フリーでは、自己ベストをマークし6位と巻き返した。終わってからの泣き顔が印象深い。
今回の現役続行表明は、次の平昌オリンピックを狙うということになると思うが、その時の年齢は27歳。最近の金メダリストの年齢では、最年長が24歳の荒川静香だった。
年齢を考えると大変かもしれないが、子供のころから日本人皆が見守ってきた浅田真央選手には特別な力がそなわっていると信じたい。