2015年5月15日金曜日

お酒のうんちく(3):これを知ってたら「お酒ツウ」

シャンパンは、欧米では特別なお酒と考えられていて、お祝いなど特別な時にだけ飲む。スポーツの表彰式や祝勝会などで、互いにシャンパンをかけあう、シャンパンファイトは有名。

炭酸が入ったワインは一般には、「スパークリングワイン」というが、これとシャンパンとはどう違うのかしら?

実は、フランスのシャンパーニュ地方で作られるスパークリングワインが、シャンパン。最近はやっているスペイン居酒屋バルで飲むスパークリングワインは、「カヴァ」。ドイツなら「ゼクト」、イタリアでは「スプマンテ」なんかも有名。

スパークリングワインを作るのに、現代では炭酸ガスを直接入れて作ることができるので、そのような発泡性 ワインもたくさんある。シャンパンは、複数のワインをブレンドしてから、糖と酵母を加えて瓶に密閉し、再度発酵させるて炭酸ガスを内部で発生させる。

この方法は、17世紀末ドンぺリニョンという僧侶が発明したといわれる。この名を持つシャンパンは、映画「007」のジェームズ・ボンドの大好物ということで有名になった。
シャンパン瓶内部の気圧は、5−6気圧にまでなるので、コルクに加えて針金で抑える必要がある。

9世紀から19世紀まで、歴代のフランス王はシャンパーニュ地方のランスで聖別(神格化する儀式)されてきた。このときにシャンパーニュで作られたシャンパンが飲まれた。これが始まりで、シャンパンはお祝いのお酒となった。

ところで、ヘミングウェイが考案したという、「Death in the Afternoon」もしくは「ヘミングウェイ・カクテル」というシャンパンベースのカクテルをご存知だろうか?シャンパン、アブサンを3対2で混ぜた、強烈なお酒。


シャンパン











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