2017年7月22日土曜日

東洋のナイヤガラ「曽木の滝」に行ってきた これはスゴイ!


東洋のナイヤガラと言われている「「曽木(そぎ)の滝」に行ってきた。今までたくさん滝を見てきたが、最も迫力があるように思う。

「曽木の滝」は、鹿児島県伊佐市の川内(せんだい)川にある。川内川の河口には再稼働が問題になって最終的に昨年末に再開した川内原発がある。

「曽木の滝」は、川幅の広い所に岩場の段差があって、幅の広い滝が続く。水量がかなり多く、滝の轟音が響く。滝幅210メートル、高さ12メートルとのこと。(YouTubeにUPしました↓)

この段差を利用して水力発電所も滝の横にある。この1.5キロ下流に、明治時代には曽木発電所があって、現在そこには建物の壁だけが残っている。

曽木発電所は、野口 遵(のぐち したがう)が造ったもので、当時国内でも最大級のものだった。この電気を利用して、農作物の肥料を作る会社を設立し、現在のチッソ株式会社に繋がる。旭化成や三菱マテリアルもこの会社から生まれている。

ご存知のように、「水俣病」は、この会社が海に有機水銀を垂れ流したためだ。

この歴史的曽木発電所は、鶴田ダムの完成とともに水没することになったが、毎年渇水期の5~9月頃にレンガ造りの建物が姿を現す。中世のヨーロッパのお城のようで、写真愛好家の間では有名。

帰り道で、水俣市の水俣病資料館にも寄ってきた。初期から魚を食べた猫が立てなくなるなど問題に気づいていながら、企業論理で後のことを考えずに30年も水銀を海に垂れ流してきた人災であることがよくわかった。



 「曽木の滝」
 広大な滝です。
曽木発電所跡
渇水時期だったので建物全体が見えている。
時期によって、完全に水の中に埋没する。

















水俣病資料館内部。


YouTubeにupしたムービー

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