7月5日以降、断続的に九州北部の各地で大雨の特別警報が発令され、記録的な豪雨になって、土砂災害、浸水、川の増水などで、かなり大変なことになった。広島や山口でも一部で被害が出た。
2時間前のニュースによると、25人が亡くなり、行方不明が24名、そして1,800人がまだ避難状態にある
亡くなった方のご冥福とともに、被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。警報は終わっても梅雨が開けるまではまだしばらく安心できない状態なのかもしれませんので、お気をつけください。
TVで何度も、「福岡県と大分県ではこれまでに降った大雨で甚大な災害の危険が迫っています。 ただちに命を守る行動をとってください」と警報が流れた。最初はオーバーだと思ったが、これでたくさんの人が避難して被害の一部は救われたに違いない。
今回の豪雨は、以前に広島や山口であったのと同じような集中豪雨で、1時間の降水量が100ミリを超えていた。全体の雨量は、通年の7月1ヶ月の降雨量に相当する。
いずれの場合も、発達した積乱雲が帯状に集まる現象(線状降水帯)で、短時間に局地的な大雨をもたらす。当時の大気の流れを調べてみると(↓)、東シナ海から暖かい空気が大量に、九州北部に集中して来ているのがわかる。