2017年7月3日月曜日

藤井4段が使っているAI将棋ソフト


藤井4段の快進撃もついに、竜王戦決勝トーナメント2回戦で、佐々木五段に敗れ、連勝記録も29でストップしました。

ここまでの連勝で、将棋が突然ブームになっているそうです。将棋盤や将棋の駒が注文殺到になっているといいます。

藤井4段を強くしたのは、将棋ソフトと対戦してきたからとのこと。どんなソフトを使っているのか、興味のあるところ。

調べてみると、Apery(エイプリー)というソフト。Windows専用なので残念ながら、Mac ユーザーには使えないようです。

現在最強のソフトは、Ponanza(ポナンザ)というソフトで、ソフト間での対戦で最強となっている。将棋界はまだまだ人がコンピューターに負けたとは認めたがらないところがあるみたいですが、たぶんもうコンピューターが超えていると思う。

藤井4段も、Ponanzaと過去に対戦した経験があるようで、連敗しているらしい。「人間と比べるとコンピューターの能力の進化は限度がないです。そういう意味では人間とコンピューターが勝負する時代ではなくなったのかなと思います」と答えている。

ただ、AI(人工知能)による将棋ソフトは過去の膨大な棋譜を学習しているだけなので、今までにない手には案外弱い。人の想像力や着想はまだまだ負けないと信じたいところ。

将棋ブームで、こうした将棋のソフトをダウンロードする人も増えているそうです。人を相手にしない場合は、「待った」もアリなので将棋研究には、素晴らしい先生になるでしょうね。

奇しくも、「ひふみん」こと加藤9段が先日引退しました。引退会見で、「バッハやモーツアルトがその名曲を後の人に残すように、自分も歴史に残る棋譜を残してきた」「藤井4段は後継者だと思っている」と。

そのうち、AIが名曲や歴史に残る棋譜を残せるようになるのでしょうか。


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