2015年12月17日木曜日

シカと列車の衝突事故↑ 防止方法が面白い

シカが線路に入ってきて列車と衝突する事故が多発している。山口県の山陰線だけで年間70〜80件の発生件数は上っている。また、広島県JR芸備線でも年間100件はあるという。

シカは線路を横切る時に、ちょうど通りかかった列車の音や光に立ちすくみ、はねられてしまう。よく道路にタヌキが死んでいるのは、同じように車の光で動けなくなってひかれるため。

列車側は衝突を避けようと一部区間で徐行運転を取り入れているが、それでもとっさの対応には限界があり、抜本的な対策は難しい状態という。

以前から、シカ肉に鉄分が豊富に含まれていることが知られている。実は、シカは鉄分大好きで、線路に入って立ちどまっているのは、線路をなめていたからだ。

そこで、シカが好きな鉄を含む「誘鹿材」を線路の外に置くことにした。線路に向かう前に足止めすることで、線路への侵入を防げる。なかなかすばらしいアイデアだ。

ところで、鉄道マニアには、写真が大好き「撮り鉄」、列車に乗るのが大好き「乗り鉄」、女性の鉄道ファン「鉄子」など様々いますが、シカは「なめ鉄」ということになりますね。


シカ2


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