2015年12月30日水曜日

風邪をひいたときは入浴を控える? ウソとホント

日本では、風邪をひいたときは入浴できないと信じている人が多いそうだ。私はというと、よっぽど動けない限り入浴してきたので、ちょっとこの話には驚いた。

欧米では反対で、風邪をひいたらお風呂に入る、とどこかにあったが、この習慣の真相のほどは不明。欧米の場合、もともと湯船につかる習慣がないので、清潔に体を保つという意味かもしれない。

「風邪をひいたときは入浴できない」は、家にお風呂がない時代のことで、庶民は銭湯に行っていたころの話。冬に銭湯から帰宅する間に「湯冷め」するのがよくないということだった。今の時代、暖かい家の中に浴室があるので、「湯冷め」は起こらない。

さて、それでは風邪をひいたとき、風呂に入るべきか、それとも入らない方がよいか?

高熱で悪寒があるようなら止めた方がよい。そうでなければ、入るのは問題ない。入浴は、体全体の血行を良くするし、免疫作用を活性化するので細菌やウイルスに対して体が戦うのを助けてくれる。湿度の高い湯気を吸引することで、鼻づまり、ノドの痛みも緩和される。

というわけで、基本的に風邪を引いていても入浴は問題ない。ただし、長湯は体力を消耗するので、短めの入浴にしましょう。私の経験では、立てないほどのことがない限り、入浴することにしていて、さっぱりするのと回復が早くなるように思う。

赤ちゃんの場合でも、体を清潔に保つ目的もあるので入浴させても大丈夫だが、体調を教えてくれないので短めにするのがよい。

ところで、家族内でインフルエンザに罹っている人がお風呂に入ると、他の家族に感染するかどうかだが、感染することはない。ウイルスは50%以上の湿度と温度32度で死滅するので、浴室内は家の他の部屋よりずっと安全。

インフルエンザに罹っている人がいる部屋には加湿器をぜひつけましょう。他の人に感染しないし、本人のノド、鼻にもよい。昨年買った加湿器がかなりよく効き、気に入っています(以前のBlogココ)。


加湿器




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