2015年12月21日月曜日

暗い所で本を読むと目が悪くなるか?

暗いところで本を読むと目が悪くなると、子供の頃に口がすっぱくなるほど親から言われました。皆さんはどうでしょうか?

実は、半分正しく、半分間違い。暗い所で見れば瞳孔が開いてたくさんの光を取り入れようとするので、そのために筋肉が使われ目が疲れることになる。しかし、目が疲れるだけで、視力の低下にはつながらない。

問題は、本を読むために近距離に目の焦点を固定することだ。テレビ、ゲーム、パソコン、スマホなど、近くでものを見続けると、目のレンズ調整機能をしてくいる筋肉の調節能が減少する。これが、近視の原因。

近視の性質は遺伝する。両親が近視だと、かなりの確率で近視になる。6歳くらいになると、そのような遺伝を持つ子供は、近視が進行しやすくなる。この子供の時期に、先ほどのような近視が進行しやすい生活を続けると、たいてい近視になる。

ただし、近視の進行は長くても25歳くらいまで。40歳くらいから、今度は老眼(老視)が始まる。老眼はレンズそのものが伸展性が減少し、近くが見えなくなる現象。

老眼の進行は65歳くらいまで続くと言われている。老化によってレンズが分厚くなれないので、遠くは大丈夫だが、近くで見える距離がどんどん遠のく。老眼鏡をかけると、老眼の進行を進めてしまうと言う人がいるが、そのようなことはなく、正しい老眼鏡をかけると、目の筋肉が疲れにくくなる。

目にとって、パソコンやスマホなど近距離を見続けるのはよくない。時々遠くを見るくせをつけましょう。もう1つは、白内障や緑内障(簡単検査法はココ)の原因になる紫外線を入れないようにするのが大事。メガネをかけるかコンタクトを入れるだけで、紫外線はかなり防げる。

いつのまにか、近視から老眼の話になってしまいましたね。最後に、子供さんには、ゲームをするなら、30分したら10分は休むようにさせるとよいです。もう1つ、視力検査はPCやスマホを使って自分でできるので、時々チェックしておきましょう(ココ)。


めがね1


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