2015年12月8日火曜日

インフル予防接種 化血研のだった 大丈夫?

毎年インフルエンザのワクチン接種をすることにしている。そのお陰か、もう何十年もインフルエンザに罹っていない。今年も病院に予約して、本日打ってきた。ところが、そのワクチンが今問題の化血研製造のものだった。

昨年まで3種のウイルスに対する混合ワクチンだったのが、今年からさらにカバーできるウイルスの種類(A型2種、B型2種)が増えた。結果的に値段も上がり、4,400円とお高い。

いろいろなインフルエンザウイルスをカバーしているとはいえ、鳥インフルには効かないそうだ。

ワクチンの製造元をみてビックリ。今問題の化血研(化学及血清療法研究所)だった。大丈夫かなと思ったが、打ってもらってからだったので、どうしようもない。

病院としても、もっと前にワクチンストックを購入しているわけで、どうしようもないかもしれないが、それにしても、最初にちょっとぐらい説明すべきだと思う。

化血研というのは、血液製剤やワクチンなどを製造している熊本にある一般財団法人。血液製剤などを国の未承認の方法で約20年前から製造していて、その不正を隠したままいたことが問題にされている。この不正が発覚したのは内部告発による。

薬害エイズ事件で、汚染された血液製剤を製造・販売して多数の被害を生じさせた製造元の1つが化血研だった。反省していないにもほどがある。

化血研の血液製剤は、売上高の国内シェアは2位。インフルエンザワクチンも3位で、30%を占める。国の承認していない方法で製造していたとして厚労省が一時出荷自粛を要請していた。4日には安全性が確保されたということで、使用が認められたらしい。

ただシェアが大きすぎるため、他のメーカーの増産が間に合わない状態で、ワクチン不足のパニックになるのを恐れてかもしれないので、厚労省の判断が正しいのか当てにならない。

20年も同じ不正な方法で製造していたので、その間問題が起こっていないのであればよいのかもしれない。しかし、それでは、一種の人体実験ではないか!

ともかく、すでに出荷している化血研の分が現在病院で使われていることが分かった。大丈夫なんだろうか?不安いっぱいだ。


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